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「音痴はうつりますか？私、音痴なので歌を歌う自信がなくて」

そんなお声をよく聞きます。

心配ご無用！

私は日本赤ちゃん学会の会員で、
今でも勉強を続けています。

数年前、その学会の勉強会で私は志村洋子先生と直接お話をする機会があり、（志村先生は埼玉大学名誉教授で音楽教育学者です。関東方面の先生ですがノリがいつも関西っぽくて、個人的に大好き！）
先生に質問しました。

「音痴や親から子へうつりますか？」と。

すると先生は、
「私は今まで親から子へ音痴がうつるかどうかの論文は見たことがありません。大丈夫よ〜。
そんなことを気にするより、親が子に歌を歌う時、歌と共に、
ママの表情やその時の空気、ぬくもりが伝わるのよ。
だから音痴なんて気にすることはなし！」とおっしゃいました。

これを聞いて私は涙が出そうになりました。

そうそう。そうなのよね。

ママが赤ちゃんに歌を歌うって、音楽教育のために
歌うのではなく、親子のコミュニケーションのひとつとして
歌うのだから。
話しかけるように歌いかければそこには
その親子だけの素敵な空気が漂います。

私も幼少期の頃、母が私によく歌を歌ってくれていたな〜
とその時のことを時々思い出します。